造船王　×　家政婦 「俺が、かたきだって……？」 怜士（れいじ）さんは怒っていて、 それでいて凄く悲しそうで胸がズクンと痛んだ。 拒絶していたのは自分のくせに、それがひどく悲しかった。

★神崎　蓮　３２歳　神崎造船副社長 ベリが丘の『玲瓏皇子』の異名を持つ美しき御曹司。 ノースサイドに住むセレブリティ。 × ☆清水　さくら　２３歳　名取フラワーズ社員 ベリが丘にある伯父の花屋『ブラッサムフラワー』で 今は働いている。 ベリが丘という場所での仕事とはいかなるものか、 お手本を見せてくれる蓮。 さくらはそんな彼と喧嘩しながらも、彼の手腕を 目の当たりにしていく。 蓮は新しい仕事のつもりだったが、 自分の気持ちに少しづつ気づいていく。 「君がいない世界で僕は息ができない。 君は僕と結婚を約束した。さくらは僕の世界に入る」 ベリが丘という特別な地域に特別な男性と生まれる恋。 若き造船王は彼女をラグジュアリーな愛の海にいざなう。 2024/2/27 一斉公開

はるか遠く、あの海の向こうへ行きたい。 イライザは、 海を眺める丘の樹上から、 世界を旅する事を願った。 成長し、苦労の末、 記者として身をたてはじめたイライザに、 海運会社を営む父から縁談がもちこまれる。 一人娘のイライザには、 結婚し、自身の後を継いで欲しいと願っている父が探してきた相手は、 造船会社社長、ガブリエル・イザード。 彼は、 イライザの転機となる大仕事の依頼主でもあった。 筆名、イザベラ・クリフトンが、 縁談のもちあがったイライザとは知らないガブリエル。 大仕事を前に、結婚などとんでもない！　 と、イライザが巡らせた策謀とは？ *** 第二回恋愛ファンタジー大賞応募作 表紙画像 https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB-%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%B3-%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88-839817/ 2018年9月19日　完結