食品会社OLの深川美月は、課長の鬼木隼人、通称“鬼の王子”から仕事上で厳しく当たられ、かつ長年交際していた彼氏にも浮気されと、自暴自棄になっていた。ある日美月は、左手の薬指に指輪を光らせる鬼木にひょんなことから言い寄られ、一夜を共にしてしまう。その後、不倫の関係を続ける彼女だったが、実は隼人の指輪は思いも寄らない理由からつけられていたものだと知り…!?
大人になると、素直に恋愛することが難しくなってきますよね。恋に仕事に結婚に。いろいろなことを考えすぎて、自分で自分を縛りつけてしまったり。思わぬ一夜から始まった美月と鬼木課長との禁断のオフィスラブストーリー。ぜひ大人女子に読んでほしい、そんな一冊となりました。楽しんでいただければ幸いです。
- 作家になるのが夢だったそうですね。
- 昔から書くことが好きで、友達との交換日記(懐かしい。笑)で、小説を書きあったりしていました。いつから思い描いていたのかわからないくらい、私にとっては自然な憧れだったんです。
- ケータイ小説を書き始めたきっかけは?
- 瀬戸内寂聴(ぱーぷる)さんが、野いちごでケータイ小説を書いていたというニュースを拝見したことがきっかけです。私は寂聴さんの『源氏物語』が大好きだったので、寂聴さんが書いたのなら、私も書いてみようと思いました。
- この本の読者さんにメッセージを!
- 書籍版は内容もより大人向けとなっており、鬼の王子目線の番外編も収録してあります。書籍化できたのは読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました!