- 友好関係を築いてきたはずの隣国・セナール国から、突如攻められたメルディアン国。王女・アリシアが目にしたのは、両親である王と王妃の血まみれの姿だった。そして、その隣にはアリシアの初恋相手であるセナール国の王子・カイルが。アリシアはカイルを憎みながらも、捕虜である自分を優しく大切に扱う彼に戸惑い、惹かれていき…。
- 自分の大切な両親を殺したのは、大好きだった初恋の彼…。アリシアの憎しみをすべて受け止めながら、優しく包み込むような愛をくれるカイルの懐の深さは、さすがです。途中、いくつものハプニングが起こり、最後までハラハラドキドキしながら一気読み!悲劇に負けず、幸せをつかむふたりをぜひ見届けてください。
- 国王であり、仕事一筋で愛のない男・ラルフ。対して、妹のセシルの政略結婚の相手・クリスが見初めた平民のリズを側室に置いてしまうカイン。騎士であるアランと禁断の恋をしていたがそれを貫くことはなく、クリスとの政略結婚を選ぶセシル。政治的な理由で、本来望む恋ができない3人。それぞれの想いが絡み合い、最終的に彼らの運命はどうなる…!?
- 王族である3人が己の運命を受け入れ、恋をする。本来、恋をしたい相手とは違う相手であったとしてもそれに逆らうことはしない…。3人の心情がうまく描かれていてそれぞれに好感が持てる作品です。それはきっと彼らが自分たちの運命を受け入れ、潔く自分の進む道を選んでいるからでしょうか。王族ならではの恋模様をたっぷり味わってください。
- エレナはサリア王国の貴族・カーナ家の娘。昔から憧れていたサリア王国のイケメン王太子、アレスと政略結婚をすることになり、喜んでいたけれど、結婚したその日にアレスから『俺はお前を愛さない。一年経ったら離縁する』と冷たく宣言されてしまう。エレナは自分自身が嫌われているのだとショックを受けるが、実はそれにはワケがあって…。
- 美しい王国で繰り広げられる波乱万丈な恋模様とミステリアスな謎解き、その両方のドキドキが相まって、最初から最後まで見逃せません!マイナスから始まる主人公の恋。だけどそれは誤解があってのことで…?明るく無邪気なエレナが、冷たい王太子アレスから溺愛されるまでの胸キュン満載ラブストーリーです。
- 城の庭師として働くローズは、お世話をしている薔薇園で縁談から逃げてきた王子・シリルと出会う。身分の違いから畏まるローズに優しく接してくれるシリルは、ローズの歌声によって育てられた薔薇たちを見て、薔薇だけでなくローズ自身の美しさに魅了される。一方、ローズもシリルの一挙一動にドキドキさせられて…。
- 初めて会った時から、互いに惹かれあうシリルとローズ。しかし、王子と庭師という身分差から自分の気持ちに嘘をつくローズが切なくて、胸が締め付けられます。そんなローズの謙虚で何事にも一生懸命な姿をちゃんと見てくれるシリルの愛に胸がときめきますよ!2人の焦れ恋の行方を見逃さないでください。
- 2年付き合っていた彼、実は…我が国の王子様でした!?
- 『王子様はおとといいらしてくださいませ』 山岡希代美/著
- 町娘のロシェには付き合って2年になる彼氏がいる。彼は金髪碧眼でスタイル抜群の超イケメン。しかし、性格はどこかぽや〜んとしている。そんな彼が、ついにロシェにプロポーズ!もちろんロシェは快諾したけれどその直後、彼は「実は僕ね、この国の王子なんだ」という衝撃の告白が!嘘だと思い込もうとするロシェだが…。
- とても短い作品ですが、衝撃の告白から始まり、予想外の結末に。その間の書かれていないロシェと王子様の駆け引き、悲喜こもごもを想像するだけでも十分楽しめますが、是非とも物語として作家さんの表現で読みたい!と思わせる作品です。国中を巻き込んで、どんな追いかけっこが繰り広げられたのかと気になって仕方ありません。